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File 17 野球後の肩・肘の痛み
34歳男性、事務職

 
症 状
 
治 療
毎週末に草野球をしているが、最近は野球後に肩と肘に痛みが出るようになった。 腕を回したり、上に挙げたりすると肩に引っかかりを感じる。肘は内側に圧痛があり、時間と共に軽減していく。

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姿勢検査では首から背中にかけてのカーブが崩れており(背中が丸まっている状態)、肩が前方に突き出た姿勢がみられた。
動きにおいては、ボールを投げる動作で肩・肘を痛めやすい動作が確認された。
また、筋肉はインナーマッスルと呼ばれる肩甲下筋、小円筋などの腕を安定させ、動きをコントロールする筋肉に問題が見られた。
総合すると、ボールを投げる際に誤った一連の動作の為、肩・肘関節に過度に負担がかかり、それを支えている筋肉に損傷を起こしたものと思われる。
治療は、関節の動きを取り戻し、背中の丸まりを取り除く事によって、肩関節の位置を正常に戻すようにした。また、スローイングの動きを見直し、怪我をしないフォーム作りを徹底させた結果、徐々に痛みが軽減していった。

怪我をし易い投げ方には幾つか特徴があります。
1つ目は右投げピッチャーの場合、テイクバックした右腕が一塁側に入りすぎている状態です。このようなピッチャーは肩甲骨が動かずに腕だけでテイクバックを取っている傾向にありますので、肩甲骨を後ろに引いてテイクバックするよう意識してみてください。
2つ目はテイクバック後半の肘の高さです。トップに持って来た時に肘が肩より高い位置になければ、この後のリリースが安定せず、肩と肘に負担をかけてしまいます。
3つ目にリリースポイントでの肘の高さです。怪我をしにくく安定したボールを投げるにはゼロポジションと呼ばれるポイントを腕が通過しなければなりません。ゼロポジションとは、背筋を伸ばし両手を頭の後ろで組み肩の力を抜きます。その状態で肘を伸ばした所がゼロポジション、つまりリリースポイントになります。この位置でリリース出来るよう繰り返し練習します。
4つ目はリリースの際に肩のひねりを使えているかどうかです。投球と言うのは肘を伸ばすだけでなく、肩を内側にひねる動きが必要です。加速を与えるメインは肩のひねりの方が重要なので、肩の内への回転を意識してみてください。

これらを意識することでかなりの怪我を防ぐ事が出来ます。
投球の際に痛みがある方は、ご自分のフォームと比較してみてください。